2023 63rd ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS 入賞作品リスト ラジオ&オーディオ広告部門 Bカテゴリー

古川審査委員長 審査講評

応募総本数359本。在宅の一次審査では、地域審査を通過した地域ラジオCMと全国で応募のあったラジオCM、Bカテゴリーを合わせた273本のエントリー作品をすべて聴取。本審査では絞られたファイナリスト(Aカテ34作品・Bカテ4作品)を再聴取します。審査委員はクリエーティブディレクター、プロデューサー、作り手のベテラン、若きコピーライター、異業種のクリエイター、メディア研究者、お笑い芸人といった面々。審査会場で一緒に聴いた後、それぞれが無遠慮に意見を交わします。毎回、何度もハッとさせられます。耳が痛いです。審査委員ばかりが勉強になっていては申し訳ないので、審査会での貴重な学びを紹介します。
Aカテゴリー:「作り手の熱意がすごすぎて、スピードについていけない」「聞き手の“間”も想像してほしい」「あるあるネタはパターンに見える」「AM声とFM声の混在が気になる」「20秒すごいね」「なんでこんなに早口なのか?」「ひとつセリフを聞き逃すと置いていかれてしまう」「二度聴くとしんどいもの」「短尺の切れ味」「メタ構造には少し食傷気味かも」「聞いてよかったと(聞いたからには)得したい」「審査委員の受賞ってどう見えるのか」「もっともっとバラエティがあって欲しい」「ラジオはチャンス」など。厳しくも至言。
Bカテゴリー:応募作はバラエティに富み、音にまつわる素晴らしいテクノロジーの応募も多数あった。仕組みではなく、実際の「音のコンテンツ」をメインに出品してほしかったという声が多く、むつかしい審査だった。

ACCブロンズ※得票率順

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