2020年審査委員紹介 デザイン部門

デザイン部門
審査委員長

永井 一史 Kazufumi Nagai
  • HAKUHODO DESIGN
    代表取締役社長
受賞歴/審査委員歴/主な作品・お仕事

【受賞歴】
クリエイター・オブ・ザ・イヤー、ADC賞グランプリ、毎日デザイン賞など

【審査委員歴】
グッドデザイン賞審査委員⻑・カンヌ・アドフェスト・D&ADなど

プロフィール
多摩美術大学卒業後、博報堂に入社。
2003年、デザインによるブランディングの会社 HAKUHODO DESIGNを設立。
企業・行政の事業、商品・サービスのブランディングやプロジェクトデザインを手掛けている。医療・ヘルスケアや地方創生などソーシャル領域での活動も多い。
多摩美術大学統合デザイン学科教授。
審査委員長メッセージ
コロナによって、喪失や大きな社会不安を経験しました。
好むと好まざるにかかわらず、生活や働き方が大きく変化せざるを得ない中で、今後デザインが担うべき役割も大きいのではないかと思います。
昨年までブランデッド・コミュニケーションの中にあったデザインですが、エントリーの増加に伴い、今年から独立した部門になりました。
これまでの継続的な視点は大切にしつつ、様々な角度からデザインの価値を見つけ出していきたいと思います。
いつの時代もデザインの本質は変わりませんが、デザイン思考、コミュニティーデザイン、ソーシャルデザイン、体験のデザインのように、社会の要請によってその領域は常に変化しています。
新しく生まれた部門として、デザインのフロンティアや状況を見極めながら、未来につながる可能性を探索していければと思います。

デザイン部門
審査委員

アストリッド クライン
Astrid Klein
  • クライン ダイサム アーキテクツ
    建築家
プロフィール
クライン ダイサム アーキテクツ (KDa) の代表で、世界約1200都市以上で開催されているクリエイティブイベント「PechaKucha Night」の創設者。
イタリア・バレーゼ生まれ。ロンドンのRCA(ロイヤル・カレッジ・オブ・アート)修了後来日し、伊東豊雄建築設計事務所を経て1991年にマーク・ダイサムと共に、建築、インテリア、インスタレーションといった複数の分野のデザインを手掛けるマルチリンガルオフィス KDa を設立。
代表作には、Google Tokyo Office(2010)、代官山T-SITE/蔦屋書店 (2011)、GINZA PLACE (2016) 、Open House(バンコク, 2017)などがあり、Design For Asia Awards、World Architecture Festival Awards、Wallpaper* Design Awardsなど多数の賞を受賞し、国際的評価を得ている。
武蔵野美術大学の客員教授や伊東豊雄が主催する子ども向けの建築塾の講師として教鞭を執る他、バークレー大学をはじめ世界各国でのレクチャーや建築・デザイン関連の国際会議などにも招かれている。
東日本大震災をきっかけに発足した被災地のコミュニティ形成を支援するNPO団体、HOME-FOR-ALLの理事と、デザインとアートイベントDESIGNARTの創設者でもある。
上西 祐理 Yuri Uenishi
  • 電通
    アートディレクター/グラフィックデザイナー
受賞歴/審査委員歴/主な作品・お仕事

【受賞歴】
東京ADC賞、JAGDA新人賞、JAGDA賞、カンヌ広告祭GOLD、NYADC GOLD、D&AD GOLDなど

【審査委員歴】
D&AD / カンヌ広告祭 / ONE SHOW / SPIKES ASIA / 東京TDC など

【主な作品】
テレビ東京 / 世界卓球、docomo / FUTURE-EXPERIMENT.JP、Laforet Harajuku / Laforet 2020 SS、THE NORTH FACE / #SHEMOVESMOUNTAINS、博報堂 / 雑誌広告など

プロフィール
1987年生まれ。東京都出身。2010年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業、同年電通入社、現在第5CRP局勤務。 ポスター、ロゴなど単体の仕事から、ブランディングやキャンペーン、映像、空間、本、雑誌など仕事は多岐にわたる。趣味は旅と雪山登山。旅は現在42カ国達成。
川村 真司 Masashi Kawamura
  • Whatever Chief Creative Officer/Co-Founder
  • WTFC Chief Creative Officer
受賞歴/審査委員歴/主な作品・お仕事

【受賞歴】
Cannes Design Lions Gold、One Show Design Best of Show & Gold、Clio Grand Prize、Spikes Asia Grand Prix、D&AD Graphite Pencil,Spikes Asia Grand Prix、Creativity「世界のクリエイター50人」、Fast Company「ビジネス界で最もクリエイティブな100人」、AERA「日本を突破する100人」

【審査委員歴】
Webby Award、NY ADC Young Guns10、One Screen、One Show Mobile、Cannes Cyber Lion、コクヨデザインアワード、文化庁メディア芸術祭 フェスティバル・プラットフォーム賞

【主な作品】
Nike「Unlimited Stadium」、Google「Small World Restaurant」、Universal Music 「Gagadoll」、NHK連続テレビ小説「スカーレット」オープニングタイトルバック映像、安室奈美恵MV「 Golden Touch」

プロフィール
Whateverのチーフクリエイティブオフィサー。東北新社と共同出資して設立した、WTFCのCCOも兼任。Whatever合流前はクリエイティブ・ラボPARTYの共同創設者/エグゼクティブ・クリエイティブディレクターと同時にPARTY NYのCEOを兼任し全てのグローバルビジネスを担当。数々のブランドのグローバルキャンペーンを始め、プロダクト、テレビ番組開発、ミュージックビデオの演出など活動は多岐に渡る。
小杉 幸一 Koichi Kosugi
  • onehappy
    クリエイティブディレクター/アートディレクター
受賞歴/審査委員歴/主な作品・お仕事

【受賞歴】
東京ADC賞、JAGDA新人賞、ACC賞、カンヌライオンズ金賞、D&AD 、ONESHOW 、ギャラクシー賞、ADFESグランプリ、釜山広告祭グランプリ、JRポスターグランプリ最優秀賞、準朝日新聞広告賞、フジサンケイグループ広告大賞優秀賞、インタラクティブデザインアワード、Spikes Asiaなど

【審査委員歴】
ACCブランデッドコミュニケーション部門、東京ADC、静岡ADC、広島ADC、JAGDAなど

【主な作品】
STARFLYER「輝く人のSTARFLYER」、SUNTORY「特茶」、中部薬品「都市型店舗Vdrug」、SUZUKI「HUSTLER」、YMO「YMO40」、資生堂「50 selfies of Lady Gaga」、PARCO「パルコアラ」、東急電鉄「出発進行!」、ジャニーズ事務所「Johnny & Associates」CIデザイン、 日本郵便「一言が愛になる」 、三陽商会「STORY&THE STUDY」<ブランド開発>、 日本テレビ「ガキの使いやあらへんで」<タイトルデザイン>、築地玉寿司「もじにぎり」など

プロフィール
2019年株式会社博報堂を経て、株式会社「onehappy」を設立。企業、商品のブランディングのために、デザイン思考をベースに、クリエイティブディレクション、アートディレクションを行う。グローバル戦略を見据えたアパレル事業のブランディングや、自己ブランド「FLOWORD」開発も積極的に行う。
著者に、CCC メディアハウス HAKUHODO ART DIRECTORS WORKS & STYLES「小杉幸一の仕事」
ADC会員、JAGDA会員、JIDF会員。
多摩美術大学統合デザイン学科非常勤講師。
齋藤 精一 Seiichi Saito
  • ライゾマティクス・アーキテクチャー
    主宰
受賞歴/審査委員歴/主な作品・お仕事
NIKE RISE HOUSE OF MAMBA
au by KDDI "Full Control TOKYO"
Intel Museum of ME
プロフィール
1975年神奈川県生まれ。建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学び、2000年からニューヨークで活動を開始。03年の越後妻有アートトリエンナーレでアーティストに選出されたのを機に帰国。フリーランスとして活動後、06年株式会社ライゾマティクスを設立。16年社内に設立された3部門の中のひとつ、「アーキテクチャー部門」を率いる。
2020年グッドデザイン賞審査委員副委員長。2020年ドバイ万博 日本館クリエイティブ・アドバイザー。2025年大阪・関西万博People’s Living Lab促進会議有識者。
諏訪 綾子 Ayako Suwa
  • food creation
    アーティスト
受賞歴/審査委員歴/主な作品・お仕事
*受賞 :作品「Journey on the Tongue」
イノベーション促進・支援プログラム「STARTS in Motion」に選定(2020年5月)

*展覧会「記憶の珍味 諏訪綾子展」/資生堂ギャラリー(2020年1月-会期中断延期)

*スイス RADO社より諏訪綾子デザインによる腕時計「 TOGE-棘」が限定世界発売(2020年1月)

*映画「Diner ダイナー」蜷川実花 監督作品_劇中料理のクリエイティヴ ディレクション・制作(2019年7月)

*受賞 :作品「Journey on the Tongue」
欧州評議会(EC)によるアート・科学・産業が融合する作品に与えられる国際賞「STARTS Prize19」Winnersに選定(2019年5月)アルスエレクトロニカ(2019年9月/オーストリア・リンツ)にて発表

*インスタレーション:カルティエ「CLASH de Cartier」「Taste of Duality」/東京(2019年5月)

*インスタレーション:"Scent of a woman" /シンガポール(2017年11月)

*パフォーマンス「東京2020オリンピック・パラリンピック文化事業 東京キャラバン」/京都 二条城(2017年08-09月)

*パフォーマンス「JOURNEY ON THE TABLE with Clé de Peau Beauté 」/香港(2015年9月)

*展覧会「Thinking Food Design」/パリ Galerie JOSEPH braque, Paris(2015年9月)

*展覧会「好奇心のあじわい 好奇心のミュージアム フードクリエイション+東京大学総合研究博物館」/ 金沢21世紀美術館 (2014年04月~2015年03月)

*展覧会「食欲のデザイン展 感覚であじわう感情のテイスト」/ 金沢21世紀美術館 (2008年7月)

*パフォーマンス「感覚であじわう感情のテイスト」/新宿 伊勢丹 食品フロアリニューアル1周年記念(2008年6月)
プロフィール
アーティスト/food creation 主宰
金沢美術工芸大学卒業後、2006年よりfood creationの活動を開始。
以降、国内外企業とのコラボレーションを多数行う。
また、欲望、好奇心、進化をテーマにした食を通じて体験する作品をパフォーミングアート、インスタレーション、ダイニングエクスペリエンスなどの手法で発表してきた。

本能的な無意識の感覚に訴えることのできる表現の媒体として「食」を扱い、感情、記憶などの内在する感覚を「あじわい」で伝えることで、体験者に新たな問いや発見をもたらす作品が特徴。
美食でもグルメでもない、栄養源でもエネルギー源でもない新たな食の可能性を追求している。
太刀川 英輔 Eisuke Tachikawa
  • NOSIGNER
    主宰/ディレクター
受賞歴/審査委員歴/主な作品・お仕事
グッドデザイン賞金賞(日本)アジアデザイン賞大賞(香港)など100以上の国際賞を受賞し、またグッドデザイン賞・DIA Award(中国设计智造大奖)・WAF(世界建築フォーラム)など多くの国際賞の審査委員を歴任する。主な仕事にOLIVE・東京防災(東京都)・山本山・横浜DeNAベイスターズ・YOXO(横浜市)・MOZILLA FACTORY・aeru・越前漆(鯖江市)など
プロフィール
NOSIGNER代表。デザインストラテジスト。慶應義塾大学特別招聘准教授。デザインで美しい未来をつくる(デザインの社会実装)発想の仕組みを解明し変革者を増やす(デザインの知の構造化)この2つの目標を達成するため、次世代エネルギー・地域活性・伝統産業・科学コミュニケーションなど、SDGsに代表される分野で多くのデザインプロジェクトをマルチセクターの共創によって実現。プロダクト・グラフィック・建築・空間・発明の領域を越境するデザイナーとして活動する。
また、デザインや発明の仕組みを生物の進化から学ぶ「進化思考」を提唱し、デザイン教育者として日本の大企業・行政・社会起業家のセクターの中に変革者を育成している。
中村 勇吾 Yugo Nakamura
  • tha
    ウェブデザイナー/インターフェースデザイナー/映像ディレクター
プロフィール
1970年奈良県生まれ。
東京大学大学院工学部卒業。多摩美術大学教授。1998年よりウェブデザイン、インターフェースデザインの分野に携わる。2004年にデザインスタジオ「tha ltd.」を設立。
以後、数多くのウェブサイトや映像のアートディレクション/デザイン/プログラミングの分野で横断/縦断的に活動を続けている。主な仕事に、ユニクロの一連のウェブディレクション、KDDIスマートフォン端末「INFOBAR」のUIデザイン、NHK教育番組「デザインあ」のディレクションなど。主な受賞に、カンヌ国際広告賞グランプリ、東京インタラクティブ・アド・アワードグランプリ、TDC賞グランプリ、毎日デザイン賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞など。
野崎 亙 Wataru Nozaki
  • スマイルズ
    クリエイティブ本部/CCO(チーフクリエイティブオフィサー)/取締役
受賞歴/審査委員歴/主な作品・お仕事

【受賞歴】
「グッドデザイン・ベスト100」「グッドフォーカス賞 [新ビジネスデザイン] 」、ifデザイン賞

【主な作品】
著書:『自分が欲しいものだけ創る!スープストックトーキョーを生んだ『直感と共感』のスマイルズ流マーケティング』(日経bp)

プロフィール
京都大学工学部卒。東京大学大学院卒。2003年、株式会社イデー入社。新店舗の立上げから新規事業の企画を経験。2006年、株式会社アクシス入社。デザインコンサルティングという手法で大手メーカー企業などのビジネスプロデュースや経営コンサルティングに従事。2011年、スマイルズ入社。全ての事業のブランディングやクリエイティブの統括に加え、「100本のスプーン」のリブランディングや「pavilion」の業態開発等も行う。さらに、入場料のある本屋「文喫」など外部案件のコンサルティング、プロデュースを手掛ける。
ムラカミ カイエ Kaie Murakami
  • SIMONE
    CREATIVE DIRECTOR
プロフィール
株式会社三宅デザイン事務所を経て、2003年 SIMONE 設立。国内外の高感度産業に向け、テクノロジー、デザイン、マーケティングを融合した実践的なクリエイティブ・コンサルティング、ビジネス・デヴェロップメントを行う。
八木 義博 Yoshihiro Yagi
  • 電通 CDC
    クリエーティブディレクター/アートディレクター
受賞歴/審査委員歴/主な作品・お仕事

【受賞歴】
Cannes Design Lions グランプリ、One Show Best in Design、D&AD Yellow Pencil×5、ACCグランプリ、東京ADC賞、JAGDA新人賞、佐治敬三賞

【審査委員歴】
Cannes Lions、One Show、D&AD、CLIO、NY ADC、Spikes ASIA & ADFESTデザイン部門審査員長

【主な作品】
グリコ 「Pocky THE GIFT」、HONDA「Human! FIT」、JR東日本「行くぜ、東北。」、Panasonic「LIFE IS ELECTRIC」、メニコン「Magic – 1day Menicon Flat Pack」、など。

プロフィール
1977年京都市生まれ。京都造形芸術大学 情報デザイン学科卒業後、株式会社電通入社。京都芸術大学 客員教授。
企業ブランドアイデンティティから、商品パッケージデザイン、広告コミュニケーションまで、トータルなクリエイティブディレクションを展開。
山本 尚美 Naomi Yamamoto
  • 資生堂
    チーフクリエイティブオフィサー
受賞歴/審査委員歴/主な作品・お仕事

【受賞歴】
パワーリスト2020、2018、In-House Agency of the Year 2019、ディスプレイデザイン賞グランプリ、電通賞、NYADC賞、D&ADなど

【審査委員歴】
D&AD、AMW award、DSA、日本空間デザイン賞など

プロフィール
資生堂において30年以上、東京、ニューヨーク、中国とグローバルにクリエティブのプロジェクトに携わる。 現在は、クリエイティブシンクタンクであるクリエイティブ本部とビューティークリエーションセンターを率いており、資生堂グループのブランドのクリエイティブ展開、企業内コミュニケーションのコーポレートコミュニケーションをグローバルで統括する。 2018年からは企業のESG経営をリードする社会的価値創造本部の副ソーシャルバリュークリエーションオフィサーも兼務する。 ブランディング、コミュニケーション、ソーシャルなど多方面から、美の新しい価値創りや新しい時代の女性たちをテーマに精力的に活動を行っている。
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