2020 60th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS 入賞作品リスト デザイン部門

永井審査委員長 審査講評

広告コミュニケーションより広い概念であるデザインが、どう既存の枠組みを広げていくことができるかという我々のミッションだと考えた。ディスカッションを重ね「未来に向けての可能性」を審査のクライテリアにした。グランプリは”分身ロボットカフェ DAWN ver.β”。障害を持った方と社会をつなぐためのデザインであり、1次審査の時から頭一つ抜けていた。企業のリソースを社会に問いを投げるためのアクティビティに昇華した”雑誌「広告」”。自分の住む街に対してのまなざしを生み出すための仕掛け”おさんぽBINGO”。CPRの普及活動である”CPR TRAINING BOTTLE” 。新しい価値観をカタチにした「BAUM」などが上位入賞した。デザインそのものに目を奪われがちだが、背後にあるのは、インクルーシブやロボティクス、地域とのエンゲージ、企業のCSV、サーキュラーエコノミーなど極めて今日的なテーマであり、未来に繋がる問いかけそのものだったように思う。第1回目は、いいスタートを切れた。来年にはデザインの持つ裾野の広さを活かせるよう、さらに多くのエントリーがあることを期待したい。

審査委員講評

総務大臣賞 / ACCグランプリ

ACCゴールド

ACCシルバー

ACCブロンズ

ACCファイナリスト

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